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書写山 |
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平安時代の初め、新たな霊地を求め、旅していた性空上人が開いたという「書写山圓教寺」。天台宗の三大道場の一つとして『西の比叡山』とも呼ばれ、巡礼に訪れる人が年中絶えませんが、最近はハリウッド映画「ラストサムライ」やNHK大河ドラマ「武蔵」の撮影が行われるなど、ロケ地巡りのスポットとしても有名です。
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ロープウェイで姫路市街を一望 |
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山上へは、ロープウェイで上がるもよし!豊かな自然を満喫しながら、自分の足で登るもよし!山上からは、姫路市街を一望。遠くは播磨灘も臨めます。
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三十三霊場観音像 |
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巡礼道の「三十三霊場観音像」に見守られながら、西国巡礼の表参道を進みます。清々しい自然と、凛とした荘厳な空気に包まれ、身も心も洗われていくようです。 [
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仁王門 |
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しばらくすると見えてくるのが、三つ棟造りの「仁王門」。ここからが「圓教寺」の境内です。最盛期には30余りの寺院があり、天皇や貴族たちも訪れたそうです。今も残る建築物や仏像などの多くは、文化財に指定されています。
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寿量院 |
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中でも「寿量院」はもっとも格式が高く、後白河法皇が参籠したという記録が残っています。寝殿造りの古い様式を残し、内部は書院造りになっています。ここでは、予約をしておくと、書写塗りの器で精進料理を味わうことができます。 |
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摩尼殿 |
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権現坂を下り、湯屋橋を渡ると、すぐ目の前に現れるのが、本堂の「摩尼殿」です。岩山の斜面に築かれた豪壮な舞台造りの建物です。西国霊場27番札所であるこの堂には、年中参拝者が絶えることはありません。 [
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三つの堂 |
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摩尼殿をあとに樹齢数百年もあろうかという木々の間を抜けていくと、視界が大きく開けた場所に出ます。そこには、コの字型に構成された三つの堂が、静寂の空間を作り上げています。いずれも室町時代の建物です。
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大講堂
この寺を圓教寺と命名された花山法皇の勅願により986年に建てられたお堂で、お経の講義や論議が行われる学問と修行の場であった。本尊は釈迦三尊像。1956年に解体修理が行われた。
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食堂
1174年後白河法皇の勅願によって創建され、当初は教興坊と呼ばれていた。長さ40メートル2階建ての大建築は仏堂としてはめずらしい構成になっている。本来は、修行僧の寝食のための建物といわれている。
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常行堂
本尊は阿弥陀如来像。ひたすら阿弥陀仏の名を唱えながら本尊の周りを回る修行をするための道場。北側の舞台では大講堂の釈迦三尊に舞楽に奉納するためのものと思われる。1965年に解体修理が行われた。
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本多家の廟所 |
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この三つの堂の向かいには、姫路城主であった本多家の廟所があります。 |
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奥の院 |
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三つの堂のさらに奥には、「奥の院」があります。
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開山堂 圓教寺を開いた性空上人を祀る「開山堂」。この建物には、軒の角で顔をゆがめて大 屋根を支える左甚五郎作と伝えられている力士がいます。しかし、北西の角の力士だ
け、そのあまりの重さに耐え切れず、とうとう逃げ出したとか。
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護法堂
こちら桧皮葺の2つの社は、性空上人に仕えた乙天と若天を祀っている「護法堂」。 弁慶が学んだといわれる拝殿もあります。弁慶は少年時代にこの書写山で修行したと
いわれ、それにちなんだ伝説や品々が数多く伝えられています。 |
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美術工芸館 |
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書写山で、心静かにゆったりとした時間を過ごしたあとは、麓の「書写の里美術工芸館」へ。姫路市出身の元東大寺長老、清水公照師の作品展示のほか、姫路張子・姫路独楽・姫皮細工・姫山人形など、姫路の伝統工芸の技を見学・体験。僧侶たちに優るとも劣らない修行を積んだ職人たちの技が、そこにはあります。 |
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