姫路駅にて集合
姫路城登閣口までの道中、現在の姫路についてご案内いたします。
菱の門
登閣ゲートを越えると菱の門が現れます。この門は姫路城内で最大の門で、桃山時代(1568-1600)の建築様式が残っています。これからくぐり抜ける門のそれぞれに防衛上のさまざまな工夫が凝らされています。皆様もこの城に攻め込んだ敵になったつもりで注意して見て下さい。
西の丸
ここは、戦時には倉庫や要塞に転用できるよう作られましたが、平時には城に仕える女官や侍女が住まいした百間廊下を歩いていただきます。
化粧櫓
この櫓と百間廊下は、徳川家康の孫の千姫が城主の息子(本多忠刻)に嫁ぐ時、持参した10万石が資金になって築かれました。波乱に富んだ千姫の物語をお聞きください。
はの門、にの門
菱の門から天守閣まで直線にして130メートルのところを屈折をつけた為、その約2倍半の距離で道は進んでゆきます。その途中にも、さまざまな防衛上の工夫がこらされています。
姥が石
築城に関して、石と材木は最も重要です。石の不足を補うために、石臼や石棺が使われている石垣も見受けられます。
備前丸
ここは、現在の姫路城が築城された時の最初の城主が住んでおられた館があったところです。ここから、天守閣を眺めながら、大工の棟梁、桜井源兵衛の悲劇的な話をさせていただきます。
天守閣・地階
ここには戦時に備えた、台所等の設備が残っています。また、5,000トンの建築を支える2本の心柱の下の部分を見ることができます。
天守閣・最上階
海抜92メートルの高さまで登ってきました。ここからの眺めは姫路城の壮大さと8年間で築城された技術の高さに驚嘆させられます。また、剣豪宮本武蔵がこの階に棲んでいた妖怪を退治した伝説も残っています。
腹切丸
構造が切腹の場、検死役の席、首洗いの井戸に想定できるところからこのように呼ばれています。
お菊井戸
播州皿屋敷で有名なお菊井戸。井戸の中からお皿を数える声が聞こえてきたと言われていますが…。
QuickTime インタラクティブ・ムービー・リンク:
Himeji
Castle (Yasuhiro Fujimoto)
世界文化遺産 姫路城 |